共催:イタリア文化会館-大阪
嶋臺ギャラリー
イタリアの敬虔なクリスチャンの家系に生まれ、セネガルで過ごしたのち、スーフィー系のイスラム教に改宗したゲレージは、写真、彫刻、ビデオ、インスタレーションなど多角的に活動しているアーティストである。ゲレージの作品は、人間の精神性と内なる神秘的な次元との関係についての深い視点を表現している。ゲレージのヴィジュアルには、流動的な連続性とともにある繊細な物語や、心理的、文化的、宗教的、政治的な国境を越えて共有されている人類に対する賛辞が表れている。また、アフリカ・アジア・ヨーロッパの文化の根源や融合に対する是認が見受けられ、芸術と人生におけるグローバリゼーションを受け入れる彼女の姿勢を如実に反映している。ゲレージは牛乳、光、ヒジャーブ、木などの隠喩や白と黒の対比を用いることで、イスラムの精神性において重要な統合性を想起させている。昨今、世界的かつ国際的な共同体のあり方について度々議論が交わされているが、ゲレージほど器用に、この共同体について表現できる人物は稀だろう。ゲレージの作品は、共同体と魂について普遍的な真実を提示する。ゲレージの作品に映る人々はまるで、神秘的な身体に立ち返るための神聖な棲家であり、人類が交差する場所のようである。
嶋臺ギャラリー
10:00 - 18:00
入場は閉館の30分前まで
一般:¥800
学生:¥600(要学生証提示)
休館日:4/14、4/21、4/28
嶋臺ギャラリー
京都市中京区御池通東洞院西北角
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅1番出口から徒歩すぐ
TALK
2022.5.5(木) | 14:00-15:30
2022.5.5 Thu | 14:00-15:30
Noku Kyoto
TOUR
2022.5.8(日) | 15:00-16:00
2022.5.8 Sun | 15:00-16:00
嶋臺ギャラリー
KIDS
2022.5.7(土) | 14:00-17:00
2022.5.7 Sat | 14:00-17:00
EIZIYA ZOU
琵琶湖疏水記念館、蹴上インクライン
京都文化博物館 別館