ZAIDO © Yukari Chikura
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地蔵ゆかり

Yukari Chikura

ZAIDO

10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭

Supported by KERING’S WOMEN IN MOTION

Curated by
ルシール・レイボーズ
仲西祐介
ポリーヌ・ベルマール

HOSOO GALLERY

〈ZAIDO〉は地蔵ゆかりにとって初めてのまとまった作品シリーズである。2020年にSTEIDL(シュタイデル)社から出版された写真集は、幅広く高い評価を受けた。父の突然の死、自身の大事故、東日本大震災など次々に襲う悲劇的な出来事の後、地蔵は夢の中で父親が語りかける声を聞いた。そして、「父を探して」東北の奥地へと旅立つ。そこで彼女は1300年の歴史を持つ祭礼と出会い、記憶や喪失感と向き合いながらその祭礼を撮影することとなる。音楽の世界から写真家に転身した地蔵の美しくも詩的な作品からは、音がはっきりと聞こえてくる。〈ZAIDO〉は父親に対する美しい追悼であり、癒しのツールとしての写真への讃歌でもある。〈ZAIDO〉は、伝統や悲しみ、そして困難な状況でも乗り越えて前に進んでいくことがテーマとなっている。

HOSOO GALLERY

10:30 - 17:30

入場は閉館の30分前まで

一般:¥1500
学生:¥1200(要学生証提示)

休館日:4/12、4/19、4/26

ご入場されるお客様はオンラインでの日時指定予約が必要です。
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HOSOO GALLERY

京都市中京区柿本町412 HOSOO FLAGSHIP STORE 2F & 5F

地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅6番出口より徒歩2分

10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭

ポリーヌ・ベルマール(インディペンデント・キュレーター、写真史家、元マグナム・フォト カルチュラルディレクター、元ニューヨーク国際写真センター キュレーター)と、KYOTOGRAPHIEの共同設立者/共同ディレクターであるルシール・レイボーズと仲西祐介が共同でキュレーションを行い、将来的に活躍が期待される10人の日本人女性写真家の作品を展示する。KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭の10周年を記念して行われる本展で展示される作品を通し、それぞれの作家の独自の視点や考察を世界に向けて紹介する。それぞれの個展は、京都在住の建築家・小西啓睦氏が考案した、汎用性と持続性に優れた自然素材の構造体によって構成される。この構造体と作品は、巡回にも対応できるよう移動または複製できる仕組みになっている。

本展は、ケリングの「ウーマン・イン・モーション」により支援されている。「ウーマン・イン・モーション」は、アートとカルチャーの分野で活躍する女性に光を当てることを目的として2015年に発足し、以降様々な芸術分野における女性の地位や認識について理解を深め、変化を促すためのプラットフォームになっている。

地蔵ゆかり

東京都出⾝。⾳楽⼤学を卒業後、作曲家、編曲家、プログラマーとして活動。 STEIDL BOOK AWARDを受賞し、2020年に『ZAIDO』がSTEIDL社より出版され、Photo-eye、VOGUE、LensCulture、PhotobookStore、1000 Words、All About Photo.com、Vanity Fairなどの「2020年のベスト写真集」等に選ばれる。主な受賞歴に 「LensCulture Emerging Talent Awards 2016」「IPA International Photography Awards 2020: Book/Other (1位)」「ルーシーPHOTOBOOK PRIZE(ファイナリスト)」「ソニー ワールドフォトグラフィーアワード」「Photolucida Critical Mass TOP50 2016 & 2015」「ジュリア・ マーガレット・キャメロンアワード(1位)」「ナショナルジオグラフィック写真賞」等がある。「FOTOFEST Discoveries of the Meeting Place」「IPA Best of Show photographer (Lucie Foundation)」に選出される。国内外の美術館やギャラリー等にて展⽰を多数開催し、 ヒューストン美術館、グリフィン美術館、フランス国⽴図書館に作品が収蔵されている。RPS Photobook マスタークラス、レビュー・サンタ・フェ、エディー・アダムス・ワークショップ、六甲国際写真祭 2015のアーティスト・イン・レジデンスに参加。 Leica Oskar Barnack Award 2021 にノミネート。これまでNY Times、Guardian、Financial Times、Vanity Fair、NOWNESS、Vice Magazine 等に作品が掲載されている。
ZAIDOは、様々な困難を乗り越え伝統文化を継承する人々の姿を追った作品。
絶望の中から生まれる希望をテーマに撮影を続けている。

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